top of page
2003年に産声を上げた日本劇作家協会プロデュース Jr.ライト級チャンピオンタイトルマッチ『劇王』。
これは20分の短編戯曲を上演された形で審査するという、少し変わった戯曲コンペです。
「上演時間20分以内・俳優3名以内・簡単に転換できるセット」という制約は「劇王ルール」と呼ばれ、この文章を書いている2025年現在、このルールに基づく(多少の変更はある)イベントは全国、さらにはバーチャル空間でも開催されてきました。

劇王に必ずついてくるご意見に「演劇という芸術・表現・エンターテインメントに点数をつけるのはいかがなものか。比べられるものではないじゃないか」というものがあります。
私もこのご意見に大賛成です。比べるものじゃない。

しかし、劇王は作品を比べて優劣をつける大会ではありません。しかし、大会には勝ち負けがつきものです。
その日・その時・その瞬間。さらに言えば湿度や気温、天候、お客様の体調などなど、「上演されたときの条件下で、その日の1等賞を決めよう」というのがコンセプトです。
もし作品に優劣があるのであれば、結果は一定でしょう。
しかし、上演順や日にちが違えば、結果も変わってくるはずです。
だってそもそも優劣などないのだから。

劇王は統一されたルールのもと、「1等賞」をみんなで決めるイベントです。
今回は会場が昭和文化小劇場となり、新たな1歩を踏み出すことになります。
東海支部内で行われた予選を勝ち抜いた作品に加え、多数応募いただいた公募作品から選ばれた2作品と、どれも素晴らしい戯曲が勢ぞろいです。
投票の基準は、お客様次第。

劇作家はその結果に対して、喜んだり悔しがったりします。
喜びが自信となり、悔しさは技術向上の糧となります。
劇王には「表現を競う競技に挑む、劇作家の成長のストーリー」があります。

一緒に、劇王を楽しみましょう。
一緒に、勝負の行方にドキドキしましょう。

劇場でお待ちしております。
―― 日本劇作家協会東海支部 支部長 天野順一朗
過去劇王.jpg
観て、選んで、味わって、3度「おいしい」!
2003年に長久手で誕生し、現在では全国に広がっている観客参加型の演劇イベント。
観客とゲスト審査員の投票により優勝者=「劇王」が決定!
上演される短編作品を一気に観劇でき、気軽に観られる短編づくしで、観劇初心者にも超オススメ!
お気に入りの作品に投票して、一緒に結果を見守る楽しさも魅力です。

上演条件は「上演時間20分以内、役者3人以内、数分で舞台転換可能」!
システム.jpg
システム.jpg
​Aプログラムの勝者、Bプログラムの勝者と「審査員特別推薦」で勝ち上がった3名で、決勝巴戦を行います。
こちら審査員票と、観客の皆さまの票で決まります。さあ!栄えある「劇王」の称号は誰の手に!?

​※途中入退場されて全作品をご覧いただけない方は投票権がございません。ご了承ください。
劇王2024チラシ外面.jpg
「劇王2024」
2024年2月3日(土)~2月4日(日)
第13代劇王:國吉咲貴『死神と咀嚼』

「劇王~アジア大会~」から2年半。装いも新たに始まった「劇王2020」。東海支部から出場の6作家に加え、OMS戯曲賞受賞の関西からの刺客ごまのはえ、そして東海の劇作家でありながら北海道の教文短劇祭2019のチャンピオン関戸哲也。名古屋→北海道→名古屋の逆輸入を果たし、令和最初の劇王の座を手にした!

【出場者】
國吉咲貴、志月ゆかり​、瀬川鮎、広岡慈乃、
天野順一朗、カズ祥、斜田章大、長谷川彩、関戸哲也
【審査員】
赤澤ムック、山口茜、松浦 茂之
「劇王」
​2003年1月31日(金)~2月2日(日)
初代劇王:杉本明朗『仇討ち』


「劇王Ⅱ」
​2004年1月31日(土)~2月1日(日)
第2代劇王:品川浩幸『元パパ』


「劇王Ⅲ」日本劇作家大会in長久手
2005年9月1日(木)~9月4日(日)
第3代劇王:品川浩幸『三日月ビュー』


「劇王Ⅳ」
​2007年1月27日(土)~1月28日(日)
第4代劇王:柴幸男『反復かつ連続』


「劇王Ⅴ」
​2008年2月2日(土)~2月3日(日)
第5代劇王:鹿目由紀『不惑と窓枠の行方』


「劇王Ⅵ」

2009年2月7日(土)~ 2月8日(日)第6代劇王:鹿目由紀『信号の虫』
「劇王Ⅶ」
​2010年2月6日(土)~2月7日(日)
​第7代劇王:鹿目由紀『借り物と協奏』


「劇王Ⅷ」
​2011年2月5日(土)~ 2月6日(日)
第8代劇王(劇帝):鹿目由紀『溝』


「劇王Ⅸ」
​2012年2月11日(土)~2月12日(日)
第9代劇王:平塚直隆『鹿』


「劇王X~天下統一大会~」
2013年2月9日( 土 )~2月11日( 月・祝 )
劇天:柴幸男『つくりばなし』


「劇王~アジア大会~」
2017年9月15日(金)~9月17日(日)
劇王アジアチャンピオン:平塚直隆『救急車を呼びました』


「劇王2020」
2020年2月8日(土)~2月9日(日)
第12代劇王:関戸哲也『死ぬ時に思い出さない今日という1日』


「劇王2022」
​2022年2月5日(土)~2月6日(日)
コロナ禍にて開催中止
bottom of page