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2月7日(土)14:00~16:00  ※上演順ではありません
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【作・演出】 天野順一朗(ペルチェ66)
『ゆどうふ』
【出演】鏡味富美子、ひのみもく、天野順一朗(ペルチェ66)
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もうすぐクリスマス。僕は久しぶりに帰省した。
玄関には母が見繕ったクリスマス飾り。
居間の一年中出しっぱなしのこたつの上には、すっかり冷めた湯豆腐の鍋。
LINEを開いてみる。姉はもうすぐ来るらしい。弟はまだ既読がつかない。

本当は、僕は間に合わなかった。実家のこたつとクリスマス飾りは、ずっとそのままだ。

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【作・演出】​ 関戸哲也(空宙空地)
『知りたくて』

【出演】元山未奈美(演劇組織KIMYO/inni)、おぐりまさこ(空宙空地)、他
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僕はよく目が笑ってないとか言われます。子供の頃は、何者かになれるだろうと思ってました。
成長して薄ら笑いが染みついて、この年になって気づくのは、吐き出すため息と一緒にあの人の面影を探すことだけしか出来ないということ。それでも、もう一歩だけって足先を見つめます。
なりふりなんか構っていられません。笑わない目のまま、僕はまた挑戦します。
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【作・演出】​ 中野そてっつ(Ahwooo/ソテツトンネル)
In Sünde leben

【出演】牧野亜希子(Ahwooo)、木内コギト(\かむがふ/)
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新谷と守屋。かつて大学のドイツ語クラスで知り合った二人は、節目節目に「キャンプ」を繰り返してきた。「キャンプ」をはじめてから20年経ったその日も彼らの目的は変わらない。停滞と友愛が絡み合う偽りのキャンプ劇。
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【作・演出】​ 長谷川彩(劇団さよなら)
『生生流転』

【出演】未定

階段を降りながら、よく転がり落ちる時のことを考えます。

「どんな風に転がるだろう」

「誰とぶつかってしまうのだろう」

そんなことを想像しては、巻き込んでしまいそうな見知らぬ人々に、心の中で「ごめんね」と言います。

「ごめんね」じゃ済まないのですが、ちゃんと考えると罪悪感に押しつぶされそうで、あまり考えすぎないように気をつけています。

もちろん、考えなさすぎにも気をつけています。

あまり後悔しすぎないために。

2月7日(土)18:30~20:30  ※上演順ではありません
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【作・演出】​ 新宮虎太朗(喜劇のヒロイン)
『丁寧な終わりの合図』

【出演】未定
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ここにあらすじを記載するかどうか。
そこからすでに戦いは始まっているのかもしれません。
「スーパーイトウの元従業員サカベは、元店長のイトウとそこで待ち合わせをしていた。イトウから委託された栄養食品の販売を辞めることを、数日前サカベはとうとう決心した・・・」というあらすじです。
応援よろしくお願いします!
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【作・演出】​ 田村優太(劇団栞ちゃんのしおり)
『かけがえのない人との出会い方』

【出演】未定
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美優と柚子は友達だった、その日までは。
いや、実際はかなり前から友達では無くなっていたのかもしれない。
明確にいつからかは分からないが、柚子は美優のことを友達としては見ていなかった。
美優のことを欺き、自分の感情を押し殺していた。
しかし、その日は酒も呑んでおり正確な判断ができなかった
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【作・演出】​ 渡山博崇(星の女子さん)
『猫の一生』

【出演】浅井あやね、五紀結女(星の女子さん)、青木謙樹(星の女子さん)
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猫を飼い始めて、猫のことばかり考えています。
猫についての戯曲を書くための参考に『吾輩は猫である』などの名作を読み返したところ、猫の扱いが酷すぎて激高しました。猫を酷い目に合わす奴は許さないぞ、という気持ちで書き上げた作品です。
演劇としての上演も、読み物としての台本も、両方楽しんでいただけるといいなという仕掛けがあります。
ぜひ上演台本を買ってください。
どうか、どうかお願いいたします。売り上げの全額が猫のゴハン代になります。
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【作・演出】​ 斜田章大(廃墟文藝部)
『沈黙』

【出演】平手さやか(星の女子さん)、あさぎりまとい、二瓶翔輔
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沈黙は沈黙についての話ですが沈黙が常に沈黙しているとは限りません。
沈黙の声が誰にも聞こえないから、傍から見れば沈黙しているように見えて(聞こえて?)いるだけかもしれず、沈黙の叫び声が聞こえなければ、沈黙と呼ばれることに抗議していても、周りからは分からないかもしれない。
そんなめんどくさい事を考えながら書きましたこの沈黙は、沈黙せずに声を大にして言いますが、自信作です。どうか応援よろしくお願いします。
2月8日(日)15:00~17:30
​Aプログラムの勝者、Bプログラムの勝者と
「審査員特別推薦」で勝ち上がった3名で、決勝巴戦を行います。
こちら審査員票と、観客の皆さまの票で決まります。
さあ!栄えある「劇王」の称号は誰の手に!?
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安住 恭子
演劇評論家。元読売新聞記者。また、シアターコクーンで上演した『RASHOMON』(野村萬斎演出・主演)の脚本を担当したほか、プロデューサーとして、『百人芝居◎真夜中の弥次さん喜多さん』(天野天街作・演出)など、プロデュースも多数。著書に、『青空と迷宮――戯曲の中の北村想』、『「草枕」の那美と辛亥革命』など。同書で「和辻哲郎文化賞」受賞。名古屋市芸術奨励賞受賞。
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土田 英生
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1967年3月26日生 愛知県出身

1989年に「B級プラクティス」(現MONO)結成。1990年以降全作品の作・演出を担当。OMS戯曲賞大賞、芸術祭賞優秀賞などを受賞。2003年文化庁の新進芸術家留学制度で一年間ロンドンに留学。劇作と並行してテレビドラマ・映画脚本の執筆も多数。代表作に、映画『約三十の嘘』、テレビドラマ『崖っぷちホテル!』『斉藤さん』など。2020年に自身が脚本・監督を務めた映画『それぞれ、たまゆら』が公開。

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柴 幸男
劇作家、演出家、ままごと主宰。多摩美術大学准教授。
劇場から船上まで、学芸会から工場見学まで、場所や形態を問わない演劇活動を全国各地で行う。2010年『わが星』で第54回岸田國士戯曲賞を受賞。これまで小豆島や横浜、台湾などに長期滞在し地域に根ざした演劇を継続的に上演。2014年より『戯曲公開プロジェクト』を開始、戯曲を無料公開し多くの上演機会を設けている。「劇王Ⅳ」にて『反復かつ連続』を上演し第4代劇王となり、「劇王X~天下統一大会~」では『つくりばなし』を上演し劇天となる。
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司会​ 中内 こもる
名古屋での活動を経て、高知県在住の日本劇作家協会東海支部員
自作詩の朗読競技会(ポエトリースラム)などが得意
2025年メキシコでのポエトリースラム世界選手権で4位入賞(アジア人初の快挙、本当)
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